楽器演奏と人格形成
楽器演奏が私の人格を豊かに、そして深化してくれる
”オーケストラ楽器別人間学” 茂木大輔 草思社 の本からの
引用でございます。
一つ一つの楽器は、ひとりの人格のようです。
ですので、様々な音色を発する楽器と触れることで、
円満な心が育っていくのを実感しております。
フルート
冷たさも軽みもそなえた貴族的なエリート
オーボエ
ストレスに苦しみ、くよくよと細かい
クラリネット
複雑さを秘めた万能選手
ファゴット
愛すべき正義派
サクソフォーン
一点こだわり型ナルシスト
ホルン
忍耐強い寡黙の人
トランペット
単純明快、やる気満々のエース
トロンボーン
あけっぴろげな酒豪、いつも上機嫌
テューバ
底辺を支える内向派
ヴァイオリン
陰影に富んだユニバーサルな人
チェロ
包容力とバランス感覚にすぐれた、ゆるぎのない人間性
コントラバス
泰然自若、唯我独尊
ハープ
夢見がちな深窓の令嬢
ティンパニ
いたずら好きで、クールな点的思考者
（備考）
●トランペットには、バイオリンにない唯一無二の価値がある。
誰しも、特に若い頃は、自分の宇宙における絶対的な価値に気付くよりも、偏差値などの
人との比較で自分の価値を評価しやすいかと思います。以前、ある方に、”スミレはバラには、
なれない。人の性格とは、そういうものなので、バラがスミレに、何故お前は、私のように、
なれないのかと人を評価はできない。”と聞いたことがあります。頭で分るような気がしても、
実際の自分の人を見る目がそうなれるかというとある程度の人生経験を経ないと到達でき
ないものでもあります。
様々な楽器の音は、同じように、人の性格を現しているようです。
バイオリンは、トランペットに、何故そんな”プープー”という音しかだせないだ！
トランペットは、バイオリンに、何故そんな”キーキー”という音しかだせないだ！
と、評価しているかもしれません。
また逆に、
バイオリンは、トランペットのように、何故そんな勇ましい”プープー”という音が、
私には、出せないだろう。
トランペットは、バイオリンのように、何故そんな可憐な”キーキー”という音が
私には、出せないのだろう。
と悩んでいるかも知れません。
本当は、バイオリンは、バイオリンとしての音を出し、トランペットはトランペットとしての音を、
追求して、本来持っているものを力いっぱい出すことで、２つの楽器は、ハーモニーを奏でて
行きます。それは、太陽系、銀河系のようにです。
指揮者（人間で言えば、松果体です。）を中心にして、ハーモニーを奏でていくと、更に調和
の取れた素晴らしい和音を出していくことだと思います。
多くの楽器に触れていけば行くほど、”他者を認め、自分も大切にする” そして、”人との
調和の仕方”も、自然に悟っていけるものがあるように感じて来ております。
●様々な楽器の音に反応する音叉が、身体中にある。
人は、様々な音を区別できるので、様々な楽器の音の原石となる音叉が身体中に埋め込
まれていると考えられます。
ただ、それが、原石なので、綺麗に最初、外から聞こえてくる音に共鳴しないのですが、
何度も、良い音を聴いていると原石が磨かれて来て、身体中の音叉が反応するような感じ
です。
その原石が、ギター、ヴァイオリン、フルート、チェロ、サックス、尺八、ハープ、アルパ、
篳篥、ピアノ・・・等各楽器毎にあるようなのです。
ギターだけの生の音しかないと思っていた人が、他の楽器の音があることを知り、生で聞く
機会があったら、それは感動するのではないでしょうか？様々な音の音叉が、身体中で共鳴
を始めると、より音に対する感動も深くなっていくという感じです。
その状態で、速音聴も聴くと、聴く感じがまったく変って参ります。例えば、IQ的にも、何か
企画を考えないといけないとすると、その種をポット心に植えると栄養豊かになっているので、
その企画がすくすくと成長する感じとなり、アイデアみ満ちた企画書が出来上がるということに
なります。
大きな夢を見ながら、 皆さんの脳力が、全開する事を、祈念しつつ、脳力全開の
樹を日に日に、育てて行きたいと思っております。
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